[部屋スタイル]コマンドで表示されるパラメータについて

こんにちは!AReX-Styleの開発担当です。
今回は[部屋スタイル](又は[建具スタイル])コマンドのダイアログで一覧表示されるパラメータについて解説していきます!

本ブログでは[部屋スタイル](又は[建具スタイル])コマンドのコマンドヘルプページ下部にあるサンプルデータを使用しております。

部屋スタイル]の画面と仕上表を使用して解説を行っていきますが[建具スタイル]についても手順は同様となります。
建具スタイル]の場合は、仕上部分を建具に読み替えてご覧ください。

ダイアログで表示される
パラメータの切り替え方

ダイアログに表示されるパラメータはダイアログ上部「仕上表」のプルダウンで選択されているものに応じて表示が切り替わります。
選択した「部屋」や「仕上表タグ」のパラメータが表示されているわけではありませんのでご注意ください。

またパラメータは「仕上表」で選択したタグにあるインスタンスパラメータが表示されます。
タイプパラメータは表示されません。
インスタンスパラメータであればパラメータ名に縛りや規則はなく、任意のパラメータを表示させることができます。

ダイアログで表示される
パラメータの切り替え方

ダイアログに表示されるパラメータはダイアログ上部「仕上表」のプルダウンで選択されているものに応じて表示が切り替わります。
選択した「部屋」や「仕上表タグ」のパラメータが表示されているわけではありませんのでご注意ください。

またパラメータは「仕上表」で選択したタグにあるインスタンスパラメータが表示されます。
タイプパラメータは表示されません。
インスタンスパラメータであればパラメータ名に縛りや規則はなく、任意のパラメータを表示させることができます。

「仕上表」とは

「仕上表」とは何を指すのか。

これはプロジェクトで使用(配置)されている仕上表タグ(仕上表で使用される一般注釈のタグ)を指します。
プロジェクトにロードされているだけでは選択肢に表示されません。

つまり仕上表で使用しているパラメータだけを表示して編集することができる。のです。

色々なパラメータが増えてくると、修正作業がしにくくなっていきます。
しかし!AReXを使うことで仕上表で使っているものだけを表示できるので、スッキリとした画面で作業ができます!

「仕上表」プルダウンの内容

それでは「仕上表」のプルダウンに表示されるものの条件を見ていきましょう。

条件
①カテゴリ[一般注釈]ファミリのタイプ名の接頭辞が(仕上)、(標準仕上)、(展開)となっているもの
②上記①を満たすファミリがプロジェクト内で使用(配置)されていること

まず①について
[仕上表作成]で配置されたタグや、標準仕上表で使用しているタグ、展開図内にある仕上タグが対象という事になります。

次に②について
先程も触れましたが、①の条件を満たすファミリがプロジェクトにロードされているだけでは表示されません。
プロジェクト内のどこかに配置されている必要があります。

コマンドによって配置を行う場合は[仕上表作成][シートレイアウト]コマンドヘルプをご参照ください。
※(標準仕上)については製図ビューに直接配置する必要があります。
※プロジェクト内で使用されていれば良いため、手動で配置したファミリも対象となります。

対象ファミリについて

対象ファミリについてAReXが配布している仕上表タグを編集したものはもちろんのことAReXが配布していない新規に作成した一般注釈についても、上記の条件を満たすことで「仕上表」のプルダウンに表示、使用することができます。

実際にサンプルデータで見ていきましょう

適当な部屋に対して[部屋スタイル]コマンドを実行します。
(仕上表に対して実行した場合、ダイアログの「仕上表」は変更できません)

サンプルデータでは、プルダウンに2種類の仕上表タグが表示されます。

ここに新しい仕上表タグを表示させるためにまだ使用していない仕上表タグファミリで仕上表を作成してみましょう。

仕上表作成]コマンドを実行し、「仕上表B」を使って新しい仕上表を作成します。

仕上表Aとはパラメータの内容が異なる仕上表を使って、新しい仕上表を作成してみます。
新しい仕上表を作成するためには[仕上表作成]コマンドを実行します。
※作成する仕上表の内容は空でも構いません。

※[部屋スタイル][建具スタイル]コマンドのコマンドヘルプページ下部にあるサンプルデータでは既に作成されている仕上表Aのタグのみロードされています。
任意の仕上表タグを使用するか、AX-Design Family Library よりファミリをダウンロードの上お試しください。

仕上表Bを作成したあとにもう一度[部屋スタイル]を実行します。
すると作成した仕上表Bがプルダウンに追加されています!

新しく作成した仕上表に切り替えます。
先ほどの仕上表Aとは異なったパラメータが表示されていることが確認できました!

作成した仕上表Bの仕上表タグのパラメータとコマンドのダイアログで表示されているパラメータを見比べてみましょう。

ご覧の通り、仕上表タグで使用されているパラメータの内容が、ダイアログで表示されています!

ここまでの内容を応用すると整備したい部屋のパラメータが入っている仕上表のタグを用意し、プロジェクトに配置(仕上表の作成)しておくことで[部屋スタイル](又は[建具スタイル])コマンドにて、見やすいダイアログでパラメータの編集ができるようになります!

仕上表のタグが実際に仕上表として使用されているか。は関係ありませんので部屋スタイルで確認する用の仕上表タグを作成し、運用することも可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

選択肢が追加されなかったときは

  • 仕上表タグのタイプ名の接頭辞
  • 仕上表タグがプロジェクト内に配置されているか

を確認してみて下さい。

それではまた!

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